【ギンコ・ビローバ】樋口円香をプロデュースした感想

昨日10/21日のガシャ更新で、遂に円香の限定PSSRが追加されましたね✨

キャラストーリーがとにかく良かったよ〜って話&考察です。(ネタバレあるから注意ね)

内容行く前に、先に言い訳だけさせてください。

 

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以下、本記事の目次です⬇️

 

1.ギンコ・ビローバって何?

2.各ストーリー説明&考察〜円香から見たシャニP〜

3.外面じゃなく、内面

4.最後に

 

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1.ギンコ・ビローバって何?

 

私は大学で樹木について学んでいるので、この言葉に少し馴染みがあります。

ギンコ・ビローバ、英語表記でGinkgo bilobaと表すこの言葉は、イチョウの学名(属名+種小名の表記のもの)なんです。

 

実際にギンコ・ビローバで意味を調べると、イチョウ、及びイチョウの葉やイチョウ葉エキスの配合されたサプリメントなどが出てきます。

このサプリメントの名前としてのイメージの方が一般的な認識なのかもしれません。

 

私は、このタイトルの意味合いとしてはイチョウの学名Ginkgo bilobaをそのまま引っ張り出してきたのかなと思っていますが…どうなんでしょう??

 

やはりシャニマスのカード命名って色々な引き出しがあって面白いですね…

 

このタイトルが、ストーリーの内容にどんな意味をもたらしているのか…?

それを探っていきましょう!

 

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2.各ストーリー説明&考察〜円香から見たシャニP〜

(1) 囀

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これ、「テン」って読みます(読めねぇよ…)

漢字の意味としては、「さえずる」「小鳥がなく」という意味です。

実際さえずるは、囀るって書きますからね(だから読めねぇよ…)

 

小鳥が囀るって、実際誰が囀ってんのって話ですが、これはシャニPと円香の2人ですね。

 

このコミュは、シャニPが歌いながらお菓子を作ってるところから始まります(シャニP可愛い)

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このちょっぴりお茶目なシャニPを、暇なんですねと相変わらず鋭くブッ刺す円香(笑)

 

しかし、このコミュの選択肢3つのうちの1つを選ぶと…

 

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円香…おまえ……

 

かわいいじゃねぇか!!!!

 

 

見てて可愛らしい歌う登場人物を、小鳥に見立てて「囀」というタイトルにしているのでしょうね。

イチョウがテーマなら、小鳥が選ばれるのは必然かもしれません。

 

 

(2) 信

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信という漢字の意味は、「嘘が無いこと」「疑わないこと」です。

 

このストーリーは、電車の中、シャニPと円香の近くで円香の昔の同級生が円香の悪口?(悪口ってほどでもないけど、聞いてるシャニPが嫌な気持ちになるような円香に対する彼女の個人的な印象)を話していて、それに対してシャニPと円香がスマホのチャットで会話するというものです。

 

こちらも選択肢があるコミュです。

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「でも」「気にしないからって」と円香に反対すると、私の代弁者にならないで等結構ばっさり返されて暗い感じで終わります。

 

しかし、「そうだな」を選ぶと

 

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「アイドルに興味はない、媚びを売るのは好きじゃない」と円香が言っていたという同級生達の会話内容に対し、円香本人は「あの話は嘘だ」とシャニPにフォロー?を入れます。

それに対するシャニPの発言です。

 

この「信」というストーリー、円香→シャニPの信頼ではなく、シャニP→円香の信頼を描写しているものと思われます。

この「信じる」という動詞の主語は、やはりシャニPなのではないでしょうか…?

 

ただし、このカードだけではなく全体のストーリーとしては円香→シャニPに一定の信頼があるのは事実です。

この信じるという動詞の主体がどちらなのか、あるいは両者なのかは特に皆さんの解釈によると思います。

 

また、噂話を気にしない、自分の事を知らない人の話なんて気にしない…そんな円香の心の強さを感じられるコミュでもあると思います。

 

(3) 噤

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はいでました難読漢字。音読みだと「キン」ですね。口をつぐむ、は噤むです。

漢字の意味としては、「口をつぐむ、閉じる」といった具合ですね!

 

こちらは、映画鑑賞をした後映画の感想をカフェで関係者を交えて語り合い、そのまま夜遅くに2人が別れる、といったストーリー内容になっています。

 

コミュの選択肢によって円香の答えは当然変わります。

 

・夜シャニPと別れる時に、円香は観た映画について「感想を言葉にしなくていい時、しばらくの間、誰とも話さなくていい時」に観たいものだったと不満じみた事を言う。

 

・好きなものがあったら教えて欲しいというシャニPに対し、仮に好きなものが見つかったとしても話さない、大切なものなら尚更、と返す。

 

・遅くなってすまないというシャニPに対し、(関係者とお話をするといった)積み重ねが大切なんでしょう?と返す。

 

といった具合です。

 

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大切なものほど話したくない。

やはり口を噤む動作の主体は円香でしょうか?

 

しかし、この円香のカードを育てる上で重要なvocalが上がる選択肢では、円香に不満を言われ、逆にシャニPが口を噤んでしまいます。

 

囀、信同様、円香とシャニP両者とも動作の主体であると捉えられるコミュとなっていると私は思います。

 

(4) 偽

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偽は、「いつわる」「にせもの」といった意味の漢字です。

 

こちらは、緊張して不安になっている同業者の女の子を円香が励ますというストーリー内容です。

「願いは叶うわけじゃない」「頑張れば報われるわけじゃない」「適当に生きる方が楽」

 

励ましている時発している言葉の内容は、上記の様な円香の信念とは逆のものとなっており、この矛盾こそが「偽」なのでしょう。

 

ストーリーにおいて、偽るという動作の主体は円香のようです。

 

(特に、「適当に生きる方が楽」というニュアンスの発言は円香の他のコミュでも見られますね)

 

では、円香から見たシャニPはどうでしょうか?

 

ー頑張れば報われると信じ、頑張り続ける典型的なオールドタイプー

 

円香の行動理念とはある意味真逆を行くのがシャニPです。

そんな円香からしたら、偽とも思える存在はシャニPなのかもしれません。

 

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(シャニPいちいちイケメンすぎん?)

 

(5) 銀

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True End のコミュです。

どうして銀なのか、おそらくイチョウを漢字で書くと「銀杏」なのでその頭文字を取って「銀」というタイトルなのでしょう。

 

銀杏並木の道を歩くシャニPと円香、シャニPは商店街の人達から貰った野菜を大量に抱えています。

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円香から見たシャニPは画像1枚目の様なイメージ

そして、

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と発言します。

先ほど述べたように、円香の行動理念とは逆に進むシャニPは、円香からしたら偽りのような、信用ならない存在なのでしょう。

(もちろんプロデューサーとしてのシャニPを信頼しているようですが)

 

それに対してシャニPは囀での発言内容「肩書きに意味はない、自分自身が何をするかだ」と同様の発言をします。

 

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ースーツを脱いだら大した人間ではない

スーツを着て、プロデューサーである以上、頑張って行動で自分の存在を示すー

 

シャニPの変わらず真っ直ぐな姿勢は、見ていてとても美しいものですね。

 

それに対して円香は

「あなたは」「愚直で」「スーツも」「折り目正しく」「美しい」

とその外面を評価する一方で

 

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と心の中で呟いています。

 

欠点さえも美点に変えてしまう好青年、円香からしてみれば"信用ならない"シャニPの外の皮を比喩しているのがスーツなのでしょう。

 

そのスーツが、「ぐちゃぐちゃに引き裂かれる」と、当然スーツに守られていた内面が露出されます。

 

その内面を見て、シャニPの事を知りたい、信用したいという心情を表した描写なのでしょうか。

それとも、自分の理念と食い違う、気に入らないその外面が壊れてしまえばいいのにという嫉妬・嫌悪のような感情なのでしょうか。

 

これはもう、分からないです正直。

片方だけかもしれないし、両方かもしれない。

両方とも違うかもしれない。

 

ただ、私は前者で受け止めました。

円香の価値観からしてみれば「信用ならない存在」で、信用したくてもしきれないのがシャニPなのだと私は思います。

信用させて欲しい、その外の皮が剥がれたら信用する事に繋がるのに、

そんな気持ちの吐露なのではないでしょうか?

 

ちなみに、銀は錆びない金属として有名です。

艮は「変わらない」事を意味する漢字でもあります。

スーツを脱いでも変わらず、愚直で誠実な好青年であったなら…

そんな円香の期待とも思えるような感情が、もしこのタイトルにこもってたとしたら嬉しいですね笑

 

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3.外面じゃなく、内面

 

ギンコ・ビローバとは、最初に述べた通り、イチョウの学名です。

学名といっても正式な長いものではなく、属名+種小名で、あくまで一般的な学名って感じですね。

属名がギンコ、種小名がビローバです。

属名のギンコは、銀杏をギンチョウと呼んだ学者が綴りを色々ミスってついた名前らしいです。

種小名のビローバは、ラテン語で"浅く二つに裂けた"という意味で、おそらく2つに分かれたイチョウの葉先が由来なのでしょう。

 

どうしてこのカードのタイトルは、「銀杏(イチョウ)」ではなく学名の「ギンコ・ビローバ」なのでしょうか。

 

その理由の一つに、前述したビローバの意味があると思います。

「適当に生きる方が楽、努力しても報われない」

「願いは叶う事もある、だからこそ全力で頑張る」

円香とシャニPの行動理念は、ある意味二裂しているとも言えます。

 

2人の考え方の違いの強調を助長しているのが、ビローバという表現だと捉える事もできます。

 

また、学名は、一般名とは別に、生物学的に生物の種及び分類についてつける名前です。

 

一般的に使われる、ある意味「外面」とも言える表現が一般名「イチョウ」であり、

学術的分類に使われる、ある意味「内面」的な表現とも言えるのが学名「ギンコ・ビローバ」な訳です。

 

・シャニPの外面ではなく、内面を知りたい円香の気持ち

・肩書きという外面ではなく、自分自身が何をするかという中身が大事というシャニPの信念

 

そんな両者の考えを汲み取り、「外面ではなく内面」を表したタイトルなんじゃない?って期待しちゃったりもします笑

 

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4.最後に

 

ここまで長く語らせて貰いました。

円香から見たシャニPの行動や心情、シャニP及び私達プレイヤー(プロデューサー)から見た円香の行動や心情、そのどちらの側面からも楽しめるコミュであると思います。

 

ここまで話してきたのはあくまで一般シャニPの私の解釈ですから、当然違う解釈は沢山あると思います。

逆に十人十色の解釈が出来るのがシャニマスの良いところだし、だからこそ考察しがいのあるコンテンツなんじゃないかなと思います。

 

「私はこう思う!」という皆さんの意見や感想など沢山いただけたら嬉しいです✨

 

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました😭

 

最後に、この言葉で〆させていただきます!

 

よし、楽しく話せたな